Aura(アウラ)
Aura(アウラ)
こんにちは。
今日は、おしゃれ感がある珍しい商品をご紹介します。
Aura(アウラ)と呼ばれている商品で、京都の大きな問屋さんがインドの野蚕糸、アジアに古くから伝わる刺繍や更紗染めなどを使い織り上げたり、染め上げたりした帯や着物です。
下記の写真は、インドのタサール蚕を織り上げて染色した、九寸名古屋帯のお太鼓になる部分です。
タサール蚕などの野蚕は、人の手で飼うことが出来ないので、全て自然の中で作られた繭を集めてきて糸にします。
このため、本当に貴重な糸であり、野蚕糸だけでもかなりのでお値段になります。
また、均質な糸を採ることが出来ないので、織り上げた時に、次の写真の様に節が入ってきます。
(この写真は、お太鼓部分の拡大です。)
この節は、この帯に、独特の魅力を持たせてくれています。決して、マイナス要因では無いのです。
次は、この名古屋帯の前柄部分になります。
前柄を拡大した2枚の写真を見ると、お太鼓部分より、節がよくわかると思います。縦糸にも、大きな節が入っています。
タサール蚕の野蚕糸の魅力だけではなく、染めてある柄にもおしゃれ感が漂っていると思いませんか。
楽器の鍵盤や音符がモチーフになっているように感じています。
フォーマルも好きですが、専門店には、素材が貴重で、制作工程も特殊な技術が使われている、こんなおしゃれな品物もあるんですよ。
近くにお越しの際には、ぜひ覗いてみてください。