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長板染め

長板染め

みなさん、こんにちは。

諏訪地方も暑い日が続きます。昨日は、最高気温が28度でした。今日は、昨日よりも暑い感じがします。朝の最低気温と昼の最高気温の寒暖差が大きくて、身体の調子を崩す方もいらっしゃいますので、お気を付け下さい。

さて、一昨日模様替えをして、店内には夏物が並んでいます。その中の「長板染め」のゆかたを紹介させていただきます。

 長板染め 部分の拡大

長板染めとは、染めの技法のひとつで、正式名称は「長板中形染め」と言います。

生地を染めるために使用する台は、長さ約6m50cm、幅45cmにもなる長い板です。

この長板に生地を敷きのばし、型紙をあてて糊をへらで置いて糊防染してから染めあげます。

出来上がるまでの工程をステップで説明します。

1.長板に木綿生地を敷きのばし貼り付けます。

2.長板に貼った生地の上に型紙置き、へらで糊置きを行います。

3.型紙をづらし、糊置きをする作業を繰り返し、表面全面に糊置きをします。

4.生地を裏返し、糊置きをした表面の柄に合わせるように型紙を置き、裏面から糊置きをします。これで、表面と裏面の両面の同じ位置に、型紙を置いて糊置きをすることになります。表面と裏面の糊置きがピッタリ合わないと、染めた時に柄がぼやけてしまいますので、難しい熟練の技が必要となります。

5.生地を藍瓶の中浸して引き上げ、空気に当てて乾燥させる作業を数回繰り返し染めあげます。

6.水洗いして、防染糊りを完全に落として乾燥させます。

以上で出来上がります。

写真のように、全体では中くらいの大きさの柄(中形)が、細かい点や線から染め抜かれています。

実際に染められている反物をご覧頂けますので、お近くにお出かけの際には、気軽に覗いてみてください。

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