証紙番号－西陣織工業組合

こんにちは。

西陣の帯には西陣織工業組合が発行するメガネ型証紙が必ず貼付されています。

この証紙はその帯を織った機屋さんが「西陣織工業組合」に加盟している生産者で有る事を示すと共に、その帯が西陣製品である事を証明しています。

そして、この証紙には生産者の番号が表示されています。

　　

ちなみに、証紙番号9番は「織匠小平｣、証紙番号107番は「藤原織物」です。

番号は、最初に組合が証紙を制定した際、登録した40社程の機屋のアイウエオ順で決められました。

それ以降は申し込み順に移行し、現在では2500番台を越えています。

一度与えられた番号は永久欠番制で、廃業した機屋の空いた番号を他の機屋へ与える事はありません。

現在では、40番までの機屋は十数件しか残っていないという事実が、西陣の衰退を感じます。

西陣織は、日本の伝統文化であり伝統的な技術だと思います。

この、技術を将来へ伝えていく事を、真剣に考えなければならない時が近づいてきているのではないか、と感じるこの頃です。

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