シミ抜きの詳しい説明

［シミ抜き」

１．黄変のシミは、まず油性部分の有無、タンパク質系の成分の有無を見て、
どちらでもなければ水とマルセル石鹸で下洗いを行います。
その後、アルカリ性の酸化漂白剤で黄変を取り除きます。
更に、アルカリ薬品を酸性薬品で中和した後、水洗いを行います。

２．アルカリ性漂白剤を使いますと、きものの６割程度の品物が
地色や柄の色まで抜けてしまいます。このため、染色補正の技術が必要となります。
この地直し（染色補正）の技術が無いときもののシミ抜きはできません。
余談ですが、この為に普通のクリーニング屋さんはきもののシミ抜きをしないのです。

３．シミ抜き剤で万能薬品は現在有りません。
したがって、シミ汚れの状態によって、一つ一つの過程の積み重ねにより、
シミを抜いていくことになります。

［シミ抜きの価格」

１．両衿の汚れ落とし（衿フキ）の価格です。きもののシワ伸ばしも一緒に行います。

２．その他のシミ抜きの価格。

数ミリ大のシミが２～３カ所ある場合の目安です。
付けたばかりのシミでしたら3,500円～6,000円位が経験的な価格です。

古いシミ、生地が傷んだシミなど、シミの種類によってはそれ以上になる場合も有ります。
その様な場合には、お見積もりをさせて頂きます。

また、どうしてもシミが残ってしまう時などは、シミの上に柄を描いたり、色を重ねたりしてシミを隠す方法も有ります。
その場合も、お見積もりさせて頂きます。

諏訪市・呉服店・きものおおぎや・扇屋呉服店・きもの・振袖・着物・帯・販売・レンタル・母の振袖・お母さんの振袖・お手入れ・クリーニング・仕立・お直し・リフォーム